日本を代表する名湯、草津温泉。温泉街の中心部にある湯畑と、高温の湯を板でかき回して適温にする「湯もみ」など、「にっぽんの温泉100選」で10年以上1位を獲得し続ける温泉地には様々な名物がある。
そんな草津の隣町、中之条町の入山地区で入山メンパは作られる。
赤松や桜の皮で作られる小判型の木のお弁当箱。主に弁当箱として使われているが、縁起物として使われることもある。
現在、入山メンパを作る山本さんは、元草津温泉の番頭さんだったという。
「作る人がいなくなって、途絶えたらもったいない。」そう語る山本さんは、父親の跡をついでメンパ職人になったのだという。