宮崎県の南西部にあり、鹿児島県と接する都城市。
宮崎牛に、芋焼酎。数多くの名産品・特産品のあるこの地に、江戸の昔から伝わる伝統工芸品がある。それが、都城木刀だ。
都城周辺では良質な樫の木や、イスノキを採ることができる。そして、それらを原材料にして作られるのが都城木刀なのである。
「木刀が作れるようになるのには、最低10年はかかる。されにオーダーメードに応えたり、流派別の木刀が作れるようになるのには15年かかる。」そう語るのは新留木刀製作所の新留義昭さん。
「歳をとればとるほど、仕事が面白くなるんですよ。」新留さんは父親から受け継いだ工房で、今日も都城木刀を作り続ける。